東洋のマチュピチュ【東平(とうなる)】 の行き方。サイクリングで行くときの注意点。
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このページの目次
東洋のマチュピチュ【東平(とうなる)】 の行き方をご紹介
今回はしまなみ海道から少し離れて、「東洋のマチュピチュ」と称される「東平(とうなる)」についてご紹介します。
このブログは、「初心者のためのしまなみのサイクリング」をメインにご紹介しているので、今回も「初心者のサイクリスト」のためのという目線でご紹介します。
東洋のマチュピチュ【東平(とうなる)】とは
「東洋のマチュピチュ」と呼ばれる【東平(とうなる)】とは、瀬戸内海に面した、愛媛県の新居浜市の近郊、標高750mにあるかつて銅の鉱山として「住友財閥」が開発し栄えた空中都市です。
【東平(とうなる)】の最も代表的な建造物といえば、上の写真の石垣ですが、実は他にも見どころがある、かなり興味深い場所です。
現在はかなりの部分が取り壊されているそうですが、その様子が自然に溶け込んで行くふうにもみえ、じっくりと時間を掛けて回ってみたい場所です。
開館時間 | 午前10時~午後5時 |
休館日 | 毎週月曜日(月曜日が休日の場合は、その翌日)12月1日から翌年の2月末日まで |
入場料 | 無料 |
所在地 | 愛媛県新居浜市立川町654-3 TEL:0897-36-1300 |
道の駅「マイントピア別子」からスタート
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レストランや土産物店温泉などがある施設棟
東平(とうなる)への行き方として、サイト管理人2ka-tsukaの場合は、道の駅「マイントピア別子」をスタート地点に選びました。
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レンガ造りの建物は綺麗です。
道の駅だから駐車しても無料だし、駐車スペースはとっても広いし。
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道の駅の駐車場の様子
なによりも、この道の駅「マイントピア別子」の標高が「142m」ほどあるからその分、「空中都市」とよばれる東平(とうなる)まで行くには、貧脚のサイト管理人2ka-tsukaとしては、これはいい選択だったと思います。
東洋のマチュピチュ【東平(とうなる)】の標高は?
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彼方に見えるのが新居浜の市街地です。
東平(とうなる)の標高は、公式サイトなどを見ると標高750mとされています。
ですが、実際には標高788mまで登って、そこから施設までは一気に下っていくことになります。
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東平(とうなる)の入り口からは30mあまり下って行きます。(左がゲート箇所・右が東平(とうなる)の主要施設)
つまり道の駅「マイントピア別子」からでも、標高差646m。
貧脚サイト管理人2ka-tsukaとしては、しまなみでも体験したことのない、最高の高低差です。
東洋のマチュピチュまで、道の駅「マイントピア」から掛かった時間
東洋のマチュピチュ【東平(とうなる)】まで行くときに掛かった時間です。
- スタート:9:50
- 東平(とうなる)登山道入り口着:10:40(掛かった時間50分)
- 東洋のマチュピチュ【東平(とうなる)】入り口着:11:45(掛かった時間65分)
合計115分、約2時間掛かっていますね。
サイト管理人2ka-tsukaは貧脚だし、途中で写真などをあちこち撮ったりしながらですから、早い人だと1時間30分くらいでは登ってしまうのかなって思います。
ちなみに走行距離は、
- マイントピア別子から東平(とうなる)登山口まで:約5.5km
- 東平(とうなる)登山口から東平(とうなる)入り口まで:約5.5km
ほどです。約11kmですね。「おまえ遅いよ!!」とかつっこまないで下さいね。
東洋のマチュピチュまでの行き方
それでは東洋のマチュピチュ【東平(とうなる)】までの行き方の紹介です。
私は自転車でいきましたが、車やマイクロバスでも行けますので、併せて紹介します。
その1.マイクロバスで行く
道の駅「マイントピア別子」からは、観光用のマイクロバスが出ています。
ガイドさんもついているので、「お任せするわ、連れてって」という方にはおすすめだと思います。
マイクロバスにはガイドさん付き(まあまあの御年輩の方)です。
予約が必要ですので、公式サイトをご覧くださいね。⇒東平(とうなる)観光バス予約
その2.東平(とうなる)へは、マイカーで行けるの?
東平(とうなる)へはマイカーでも行けます。(※)
(※シーズンオフや落石して道が通れないときは行けません。サイトで確認したほうがいいですね。)
駐車場も臨時駐車場などもあるので、十分駐車できるのと思います。もちろん綺麗な舗装された駐車場です。
マイントピア別子の道をずっと登っていくと、東平(とうなる)方向の案内が出ていますので、迷うことはないと思います。
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ぶれました。すみません。「清滝トンネル」を通過するとすぐに左折の案内板がります。
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すぐに左折の案内板があります。
ただ、マイカーで東平(とうなる)へ行くには注意事項があります。
東平(とうなる)へマイカーで行くときの注意点
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東平(とうなる)入り口
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登山道入り口に設置されている看板
東平(とうなる)へマイカーで行くときの注意点は、とにかく道が狭いといこと。そしてコーナーがきついヘアピンカーブが多い。しかも高低差が激しいということですね。
入り口の案内板に書いてあるとおりです。
ところどころ、すれちがい場所の案内板があるので、もし他のマイカーとすれちがうときは、すれちがい場所がどちらへ行った方が近いか、確認しておいたほうがいいですね。
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ところどころにすれ違い場所の案内があります。そのくらい道幅が狭いってことですね。
すれちがい場所の案内は、かなり頻繁にあります。
そのくらい道幅が狭いともいえますね。
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こんなヘアピンカーブがかなりあります。
それと、高低差のはげしいヘアピンカーブも、かなりの数あります。
運転に慣れているはずのマイクロバスが、一度切り替えししているようなカーブもありました。
車の運転に自信がないひとは、マイクロバスを利用したほうがいいかもしれませんね。
その3.自転車で行く場合
道の駅「マイントピア別子」から東平(とうなる)まで自転車で行く場合も、マイカーやマイクロバスと同様の行き方になります。
途中ループ橋やダム湖などもあります。
車だと「さー」って通り過ぎてしまうかもしれませんが、自転車だといろいろな風景を楽しめていいですね。
このループ橋は、しまなみ海道のループ橋と同じくらいの勾配で、全然きつくないです。
途中で小さな渓谷なども眺めることができて、東平(とうなる)の登山道へ入るまでは、快適なサイクリングができると思います。
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ちょっとした渓谷なども眺めることができます。
東平(とうなる)登山口までは快適なサイクリングロードです。
自転車で東平(とうなる)登山道路を走るときの注意点
東平(とうなる)の開園時間に注意
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登山道路の入り口にゲートがあります。
東平(とうなる)登山道路の入り口にはゲートがあります。
東平(とうなる)は開園時間が決まっています。
この開園時間以外はゲートは閉じられているので注意が必要です。
開館時間 | 午前10時~午後5時 |
休館日 | 毎週月曜日(月曜日が休日の場合は、その翌日)
12月1日から翌年の2月末日まで |
道は狭く勾配は厳しい
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小石がゴロゴロのところもあります。
「マイカーで行くときの注意点」でも紹介しましたが、「道はせまいし勾配は急だしヘアピンカーブはある」
さらに自転車で行く場合は、「小石がゴロゴロ落ちている。」ことにも注意が必要です。
ただ、無茶苦茶落ちているわけではなく、基本的に綺麗な舗装された道路です。
「落石注意」の看板がある場所では、小石に注意が必要ですね。
道は舗装されてるの?
基本的にはきれいに舗装されています。
多少舗装の傷んでいる場場所もありますが、総じてきれいな状態ですので、パンクを心配する必要はないと思います。
転倒に注意
東平(とうなる)登山道路を登っているときはあまり気にならなかったのですが、下りの際に転倒しそうになったので紹介しておきます。
上の写真のような急なコーナーがいくつもあり、コーナーの途中に丸印の箇所に「グレーチング」という、道路を横断する側溝の蓋があります。
このグレーチングの目が広く、ロードのタイヤがすっぽり入る場所がありました。
運悪く私のキャノン君はこのグレーチングの目の間にタイヤがはまり、コントロールを失った前輪のため、私はからだを振られ、あやうく岩壁にぶつかり転倒するところだったのです。
これは、施設の管理している方には是非点検をして確認して、改修して頂きたいって思います。
なんとか「ガードレールキックターン※」をして難を逃れましたが、「ヤバイ、岩に激突する」って思いましたよ。
(※ガードレールキックターンについて知らない人は、「バリバリ伝説 ガードレールキックターン」でググってみて下さいね。)
ホントにキックターンってできるんだって、ある意味、感心しましたが(笑)。
距離票が1kmおきにあるので頑張って登ろう
東平(とうなる)の登山道路には、1kmごとに距離標があるので、これを励みにがんばって登りましょう。
車は先に行かせたほうが安全
人気のエリアのため、ハイシーズンはかなり車が通ります。
車が一台やっと通れるような場所もありますので、そのような場所で車が来た場合は、一旦自転車をとめて、車を先に行かせたほうが安心だと思います。
まちがっても車と競争したりしないように。
特に下り坂は急なカーブが多いので注意です。
以上、「きつい、せまい、小石ゴロゴロ」と紹介てきた東平(とうなる)の登山道ですが、以前半べそかきながら登った「さざなみ海道」の「一峰寺山展望台」よりは、はるかに登りやすいし、勾配も緩いって感じました。⇒半べそをかきながら登った一峰山展望台の体験談
感じとしたら大島のカレイ山展望台に上ったくらいの感じかなって思います。⇒まるで「箱庭」しまなみ海道の絶景を凝縮 大島のカレイ山への行き方やヒルクライムに掛かる時間など
それでは次のページで、東平(とうなる)の隠れたおすすめスポットについて紹介していきたいと思います。(近日公開します。m(__)m)
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