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はじめてしまなみ海道サイクリング。自転車レンタルの注意事項5選。
- 2018/12/30
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※料金・内容は記事作成時点の料金です。コロナ渦の中料金や内容が変更しています。最新情報は公式サイトを確認願います。
このブログ【しまなみサイクリストどっとこむ】は、しまなみ海道サイクリング初心者の方に、しまなみ海道サイクリングの魅力を十分に満喫して頂けるように、しまなみ海道サイクリングの情報を紹介するブログです。
今回は
このページの目次
はじめてしまなみ海道のサイクリング。自転車をレンタルするときの注意事項5選。
ということで紹介したいと思います。
1.はじめてのしまなみ海道のサイクリング。しまなみ海道のどこをサイクリングしたいか、よ~くプランを立てよう。
しまなみ海道は、広島県の尾道と愛媛県の今治の間、6つの大きな島をつないでいるサイクリング専用道路です。
これらの6つの島は、大小数百もあるといわれる「芸予諸島」の中の大きな島である、「向島」「因島」「生口島」「大三島」「伯方島」「大島」です。
ちなみに「芸予」とは、かつての広島と愛媛の旧国名である、広島=安芸の国、愛媛=伊予の国、からお互いの一文字をとって、「芸予諸島」と呼ばれています。
今でこそ、高速道路と橋でつながって、車での行き来が自由になりましたが、高速道路がつながる前までは、瀬戸の荒波の中を船で渡るルートしかなく、それぞれの島々がその島ごとに独特の個性を持つ島々でした。
しまなみ海道のサイクリングをするときは、それぞれの島がどんな島なのか、知っておいてプランを立てないと、
「しまなみ海道行ってきたけど、ただ走っただけだった。」
「橋がクローズアップされているけど、意外に島の中を走るので、そのあたりの田舎をサイクリングしているみたい」
「アップダウンが多くて疲れた」
などなど、残念な「はじめてのしまなみ海道サイクリング」ということに、成り兼ねません。
しまなみ海道のサイクリングへ30回以上訪れている、サイト管理人2ka-tsukaの目線から、それぞれの島の特徴を簡単に紹介すると、以下のような印象を持っています。
向島
向島は尾道に住んでいる方々が、休日にランチを楽しみに行く島であり、「しまなみ海道らしさ」は乏しい。
お薦め度:★★☆☆☆
「しまなみ海道」といいながらも、尾道の隣島「向島」までは、フェリーで行くことになります。
尾道と向島を結ぶ橋は、「尾道大橋」「新尾道大橋」と二本の橋がありますが、「新尾道大橋」は自動車専用道路であり、自転車は走ることができません。「尾道大橋」は、人と自転車が通行できることになっていますが、歩道が極端に狭いため、実質的に自転車の通行は危険です。
したがって、尾道から向島へ行くためには、フェリーがもっともおすすめのルートということになります。
尾道から近い向島は、尾道のベッドタウン化している島で、都市化が進んでいます。島にあるレストランなども、尾道に近いためか、お洒落なお店が多いです。
特に都市化が進んでいるのは、島の西側で、女性に大人気のレストラン「立花食堂」もこちらのエリアにあります。
ということで、サイト管理人2ka-tsukaの印象としては、「向島は尾道に住んでいる方々が、休日にランチを楽しみに行く島であり、「しまなみ海道らしさ」は乏しい」という印象を持っています。
因島
花の島「因島」。見どころは多いが、こと「しまなみ海道」らしさという点から言えば、「はじめてのしまなみ海道サイクリスト」にとっては、いま一つ。
お薦め度:★★★☆☆
向島と「因島大橋」で結ばれているのが、尾道からの2番目の島「因島」です。
因島はかつて戦国時代「因島村上海賊」の城があった場所で、芸予諸島の海の交通の要所のひとつです。
そのため、今でも灯台が重要な役目をもっていて、いまでも現役の「大浜埼灯台」は、2018年話題となった、長澤まさみと高橋一生が出演した「嘘を愛する女」の中でも、登場しています。
因島は、蚊取り線香の材料としての「除虫菊」の栽培が盛んな島で、因島フラワーセンターは、かつては、この除虫菊の試験場であった施設を、フラワーセンターとしてオープンしたものだそうです。
自転車神社として有名な、大山神社もこの因島にあります。
また、因島海賊の城の跡地や、白滝山など、展望の開けている場所はあり、一日観光して回るには、楽しめる因島ですが、こと「はじめてのしまなみ海道サイクリング」という目線から言えば、一般の方が持っているであろう「しまなみ海道」のイメージからは、「ちょっと違うかなぁ」というのが、サイト管理人2ka-tsukaの印象なのです。
はじめてのしまなみ海道サイクリングを楽しみたいと思っている方の印象は、「海の上を渡ることができる橋」というのが、一番だと思うのですよね。
この「海の上を渡ることができる橋」というイメージで言えば、因島へわたる「因島大橋」は「残念な橋」といわざるを得ません。
というのも、因島大橋は2層の橋になっていて、「上を高速道路、自転車は高速道路の下」という配置になっていて、橋を渡るときの閉塞感がハンパないのです。
「もー早く抜けてしまいたい」と、若干閉所恐怖症気味のサイト管理人2ka-tsukaとしては、あまりおすすめできない橋なのです。
生口島
レモンの島生口島は、ファミリーサイクリングにうってつけ。多々羅大橋も楽しめる。
お薦め度:★★★★★
尾道から3つめの島が、レモンや柑橘類の島、「生口島」です。生口島でもっとも賑やかな界隈が、「瀬戸田」という街です。
今でも、昔からの住人の方は、生口島のことを「瀬戸田」という方も多いようです。
生口島は、国産レモンの発祥の島で、今でも国産レモンの生産量は日本一だそうで、そのほかの柑橘類の栽培も盛んです。
島全体が、この「レモン」を使ったスイーツやお土産、また食事にもレモンを取り入れた「レモン鍋」や「レモンラーメン」などというものもあったりします。
尾道から瀬戸田まで、自転車で行こうとすると、35kmくらいあるので、自転車に慣れていない方にとっては、「それだけで一日のサイクリングが終わってしまう」くらいの距離がありますが、尾道から瀬戸田までは船が出ていますので、この船を使って瀬戸田へアクセスして、帰りも船で帰るというルートを使えば、丸々一日、瀬戸田のサイクリングを楽しめるということになります。
瀬戸田からは、隣の島「大三島」へは、しまなみ海道の橋の中で、「来島海峡大橋」に次いで長大な橋「多々羅大橋」を渡って、サイクリストの聖地「多々羅しまなみオアシス」まで、行くことができます。
生口島の外周道路は、平坦で走りやすいので、ファミリーの方やしまなみ海道の初心者サイクリングにも、おすすめの島が、生口島のサイクリングです。
大三島
神の島大三島。サイクリストの聖地大三島。もっとも「しまなみ海道らしさ」を感じられる場所「大三島」。
お薦め度:★★★★★
しまなみ海道のはじめてのサイクリングにおすすめなのが、この大三島からのサイクリングコースです。
大三島は、しまなみ海道のサイクリングコースのほぼ中央にあることもあり、多々羅しまなみオアシスには、サイクリストの聖地碑があり、しまなみ海道のサイクリングをするひとは、必ずといっていいほど立ち寄る場所です。
しまなみ海道の中で、もっとも美しいとされる橋が、この多々羅しまなみオアシスから見ることができる「多々羅大橋」です。
しまなみ海道のサイクリングをする魅力は、なんといっても「海をわたる橋をサイクリングする」ということだと思います。
この橋の上から海を渡る経験は、他のどこのサイクリングコースでは体験することができません。
実は、しまなみ海道の中の橋の中でも、橋の端っこをサイクリング出来るサイクリングコースはそれほど多くないのです。
橋の端っこをサイクリングしながら、海の景観を楽しむことができる橋は、ここで紹介した「多々羅大橋」、因島と生口島を結ぶ「生口島橋」そして今治と大島を結ぶ「来島海峡大橋」の三つの橋だけなのです。
海側をサイクリングできる橋は「多々羅大橋」「生口島橋」「来島海峡大橋」だけです。
他の橋は橋の端っこには、高速道路の管理車両用の通路が走っていて、自転車のすぐ脇から海を見るということは、なかなか難しいのです。
この多々羅大橋を渡って、隣の生口島へ行ったり、反対側の伯方島へ大三島大橋を渡っていったり、あるいは大三島の中をサイクリングしたりと、いろいろな選択肢を選べることも、この大三島からサイクリングをスタートするというのが、初心者へもおすすめな「しまなみ海道のサイクリングらしさ」を体験することができるコースだと、私はイチオシなのです。
以上、尾道からしまなみ海道のサイクリングへ乗り込む際の、尾道側の島について、しまなみ海道のサイクリングをするという目線から、サイト管理人2ka-tsukaの印象を紹介させて、頂きました。
紹介しましたように、それぞれの島に特徴があります。
これらの島々の特徴を知って頂いてから、はじめてのしまなみ海道サイクリングのプランを作って頂けると、しまなみ海道のサイクリングを満喫できるプランができると思うのです。
2.しまなみ海道は「尾道~今治」と言われるけど、尾道と隣の島「向島」とは、橋がつながっていないので注意しよう。
しまなみ海道は「尾道と今治を結ぶ・・・」という表現がされます。
たしかに「しまなみ海道」のサイクリングロードを含むのは「西瀬戸自動車道」という高速道路で、この高速道路は「尾道」と「今治」を繋いでいるのですが、「しまなみ海道のサイクリング」という点で言えば、「尾道」と向かいの「向島」は、フェリーで渡ることになります。
何が言いたいんだ!!!?
と言われそうですが、つまり
しまなみ海道のサイクリングで、尾道を起点に考えなくてもいいじゃねぇ?
ということなんです。
というのも、新幹線などのJRを使って尾道まで行こうとすれば、新幹線の停車駅「福山」で在来線に乗り換えて「尾道」まで行くことになります。
さらに、そこからまたフェリーに乗って向島へ渡り、この向島からはじめてしまなみ海道のサイクリングのスタートということになります。
福山から尾道までの掛かる時間は20分、尾道での乗り換えなどを考えれば、福山から向島へ到着するまでに、約1時間かくらいは、無駄に時間を使っているということになります。向島へ到着するまでに、福山から掛かる料金は、JR料金410円+フェリー料金110円です。
これだけの時間とお金を掛けて、しまなみ海道へ乗り込んだとしても、サイト管理人2ka-tsukaがおすすめする「しまなみ海道らしさ」を満喫できる、「生口島」や「大三島」までは、30kmほども走る必要があります。
上でも紹介しましたように、「向島」や「因島」は、「しまなみ海道のサイクリング」へ憧れて来た人にとっては、「ちょっと違うんじゃないかい」と感じてしまうのではないかと思うのです。
そりゃ、何度でもしまなみ海道へ来て頂ける方はいいですよ。
だけど、多くの人は、それほどの回数「しまなみ海道」へ来られるわけではないですよね。
それであるならば、福山から直接多々羅しまなみオアシスまで、高速バスで行ってしまってはどうだろうと思うわけです。
福山から大三島までの高速バスについて
山陽新幹線の停車駅「福山」からは、高速バスで「大三島」まで行くことができます。
大三島の高速バスのバス停留所「大三島BS」から、自転車をレンタルできる「レンタサイクルターミナル」までは、道を挟んで反対側がレンタサイクルターミナルです。
福山から大三島BSまでの、高速バスの料金と「午前中に到着する」バスの時刻表は、以下のとおりです。
- 高速バス料金:1750円
- 福山7:00発、大三島BS到着7:51
- 福山7:50発、大三島BS到着8:41
- 福山9:10発、大三島BS到着10:01
- 福山10:00発、大三島BS到着10:47
- 福山11:05発、大三島BS到着11:56
大三島のレンタサイクルターミナルの営業時間は、以下のとおりですので、ワンデイサイクリングでしまなみ海道サイクリングを満喫したいのであれば。最低でも、福山発7:50分の高速バスには乗りたいところですね。
上浦レンタサイクルターミナル (道の駅:多々羅しまなみ公園) おすすめ |
9:00~17:00 |
---|
3.レンタル自転車には、レンタサイクルターミナルごとの返却時間に注意してプランを立てよう。
レンタル自転車は、返却時間を過ぎると、受け付けて貰えないので注意しましょう。
しまなみ海道で自転車をレンタルする場合、格安のレンタサイクルは、公共のレンタサイクルということになります。
公共のレンタサイクルですので、レンタル料金は以下の表のとおりと割安です。
項目 | 値段 | 備考 |
---|---|---|
大人用自転車 | 1,000円 | どのタイプでも 1日あたり |
子供用自転車 (小学生以下) |
300円 | どのタイプでも 1日あたり |
電動アシスト付き自転車 (大人用のみ) |
1,500円 | 6時間までの限定 乗り捨て不可 |
タンデム自転車 | 1,200円 | 1日あたり |
ですが、公共だけあって、営業時間に対しては、厳密です。
というか、融通がきかない・・・
レンタサイクルターミナルの営業時間は以下のとおりです。
広島県側 | レンタサイクルステーション | 営業時間 |
---|---|---|
尾道 | 尾道港(駅前港湾駐車場) おすすめ |
7:00~19:00 |
向島 | 尾道市民センターむかいしま | 8:30~19:00 |
因島 | 土生港(尾道市中央駐車場) | 8:30~19:00 |
生口島 | 瀬戸田観光案内所 | 9:00~17:00 |
尾道市瀬戸田サンセットビーチ おすすめ |
9:00~17:00 | |
愛媛県側 | レンタサイクルターミナル | 営業時間 |
大三島 | 上浦レンタサイクルターミナル (道の駅:多々羅しまなみ公園) おすすめ |
9:00~17:00 |
大三島レンタサイクルターミナル (道の駅:しまなみの駅「御島」) |
9:00~17:00 | |
伯方島 | 伯方島レンタサイクルターミナル (道の駅:伯方・S・Cパーク) |
9:00~17:00 |
大島 | 宮窪レンタサイクルターミナル (宮窪観光案内所) |
9:00~17:00 |
吉海レンタサイクルターミナル (道の駅:よしうみいきいき館) |
9:00~17:00 | |
今治 | 中央レンタサイクルターミナル (サンライズ糸山) おすすめ |
8:00~20:00 (4月~9月) 8:00~17:00 (10月~3月) |
今治 | みなと交流センターレンタサイクルターミナル (はーばーり) |
9:00~17:00 |
今治 | JR今治駅レンタサイクルターミナル おすすめ |
8:30~17:00 |
この時間内に返却しないと、頑として受け付けてくれません。
「ちょっと時間に遅れそうなんですけど」なんて、民間のところであれば、多少融通はきかせてくれると思うのですが、公共のレンタサイクルターミナルの場合は、一切聞いてくれません。
最悪の場合は、「しまなみ海道でレンタル自転車を遅い時間に返却したい。遅い時間に自転車を返却する方法。」でも紹介しましたが、愛媛県の今治までいけば、24時間返却できるところもあります。
今治の「みなと交流センター『はーばりー』」であれば、24時間返却できる「返却ボックス」があります。
また、今治市役所では20:00までであれば、返却のみの受付をしれくれるそうです。
ですが、その他のレンタサイクルターミナルは、全く聞いてくれません。
あらかじめ、どのくらいの時間が掛かるか計画を立てた上で、自転車をレンタルして下さいね。
4.レンタル自転車を予約できない期間もあるので注意しよう。
しまなみ海道の自転車のレンタルについて、もっとも苦情が多いのが
レンタサイクルターミナルへ10時くらいに行ったら、ろくな自転車が残っていなかった。
という苦情です。
これを避けるためには、レンタル自転車を予約する。という方法がありますが、このレンタル自転車、ハイシーズンには予約ができません。
ハイシーズンについては、毎年考え方が異なるようですが、基本的にはGW期間中が、ハイシーズンという考え方になるようです。
その他の時期は、自転車の予約はできるようですが、自転車の予約をするときには、自転車の種類の限定まではできないようです。
このあたりを見ると、もう少し融通をきかせてほしいなと思ってしまいますね。
5.はじめてのしまなみ海道サイクリング。初心者は一日の走行距離は40kmから50kmくらいで計画を立てよう。
上でも紹介しましたように、はじめてのしまなみ海道のサイクリングをレンタサイクルで楽しむためには、高速バスで大三島まで来てしまって、大三島の多々羅しまなみオアシスで自転車をレンタルすることをおすすめしています。
この場合、大三島のレンタサイクルターミナルの営業時間は、9:00から17:00ですが、時間内に自転車を返却するためには、16:30くらいにはレンタサイクルターミナルへ戻ってきたいところです。
ということは、サイクリングできる時間は、7時間30分。
しまなみ海道のサイクリング 時間。意外にアップダウン多いので注意。でも紹介しましたが、しまなみ海道の初心者のサイクリングの場合、昼食や立ち寄りポイントでの立ち寄りなどを考えると、平均時速は8km/時間くらいが、ちょうどよいのではないかと思います。
ということは、
7.5時間×8km/時間=60km
ということになります。安全を見て、1日の走行距離を40km~50kmに設定しておけば、余裕をもったサイクリングプランができるのではないかと思います。
この40km~50kmで、大三島発でどのようなサイクリングプランができるのか、考えてみたので、次の記事「初めてのしまなみ海道サイクリング 大三島から瀬戸田へ行ってみよう。」で紹介したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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