濱口竜介監督の映画『ドライブ・マイ・カー』が第94回アカデミー賞の国際長編映画賞を受賞したとのこと。
映画は好きだけども、マニアというほどではない私は、「ふーん」っと思って聞いていた。
なんとなくニュースを見ていたら、広島がロケ地だとのこと。
「もしかしたら『しまなみ海道』がロケ地?」と思ってロケ地をさがしてみた。
そうしたら・・・
このページの目次
ドライブマイカーのロケ地はしまなみ海道ではなく「とびしま海道」
ドライブマイカーのロケ地を探してみたら、残念ながらしまなみ海道へは来てないみたいだけど、「とびしま海道」がロケ地となっていた。
「とびしま海道!!」と俄然やる気になり、amazonプライムで一気にドライブマイカーを見てしまった。
てなわけで、このページではドライブマイカーのロケ地について、紹介しようと思います。
ただし、「とびしま海道のロケ地」ということで紹介するので、「ドライブマイカーのロケ地すべて」を網羅しているわけではないので、そのおあたりはご容赦を願いたい。
そもそもとびしま海道ってどこ?
そもそもとびしま海道ってどこ?と思われる方もいると思う方は、上の図を見て頂きたい。
とびしま海道としまなみ海道とは橋ではつながっていない。
とびしま海道の本州側は、呉市とつながっている。
この呉市からはじまって、「下蒲刈島」-「上蒲刈島」-「豊島」-「大崎下島」-「岡村島」の5つの島とそれらをつなぐ橋を「とびしま海道」と呼ばれている。
これらの島々の中で、ドライブマイカーの中で登場する順にしたがって紹介していこうと思う。
ドライブマイカーのとびしま海道のロケ地1:安芸灘大橋(呉~下蒲刈島)
ドライブマイカーの中で、主人公の「家福(西島秀俊)」が、主催者から紹介されたドライバーの「みさき(三浦透子)」とはじめて渡る、ブルーに塗られた美しい橋が、安芸灘大橋です。
呉市と下蒲刈島を結ぶこの橋は、本州からとびしま海道へのゲート的な橋であり、全長1175mでとびしま海道の中では最大の橋であり、水色のカラーリングが周りの風景にとけこんで印象的な橋なのだ。
安芸灘大橋は自動車の通行料金がかかるので注意。
ただしこの「安芸灘大橋」は、自動車でわたる場合は通行料金がかかるらしい。
片道720円。往復1440円だそうな。
この通行料金の支払いはETCが使えないので現金を準備しておかないとならないので、注意が必要です。
「往復1440円かぁ~、高いなぁ~」と思っていたら、通行料金を半額にする方法を紹介しているサイトがあった。⇒知らないと損。とびしま海道で帰りの通行料金を無料にする方法
もっとも自転車は無料で渡ることができるのでサイクリストにはありがたい。
ドライブマイカーのとびしま海道のロケ地2:豊浜大橋(豊島~大崎下島)
ネットを検索すると、豊島と大崎下島とを結ぶ「豊浜大橋」がロケ地と出ていた。
だけど、映画のなかで注意深くみていたけど、それとわかる橋は見つけることができなかった。
唯一、「ここかなぁ」と思ったのが豊浜大橋から豊島を見下ろすシーン。
橋の上から見下ろす瀬戸内の海と、その海の向こうには四国の山々が見える風景は、とても絵になる豊浜大橋なのだけど、この海岸の道路を「みさき」が運転する赤いSAABが走るシーンが撮影されていたように思う。
豊浜大橋では「アビ」のレリーフを見落とし注意
とびしま海道の橋は、しまなみ海道の橋とはちがって、車と自転車が分離されていないので、車の往来に気を払いながら写真を撮らないといけないので注意が必要。
ゆっくりじっくりと写真を撮れなかったのが少し残念。
この豊浜大橋には,鳥のレリーフがあるのを見落とさないようにしたい。
なんでも、この橋の周辺に飛来する渡り鳥「アビ」という鳥のレリーフなのだそうな。
たまたま撮った写真の中にうつっていたのが上の写真。
正直、教えてもらっていないと気付かない。
ドライブマイカーのとびしま海道のロケ地3:御手洗(みたらい)(大崎下島)
とびしま海道の中でも、「ここは絶対に立ち寄りたい場所」が大崎下島にある「御手洗」だ。
江戸時代には、瀬戸内海の荒波を避けて安全に航海するために、「風待ち」や「潮待ち」としてにぎわった島で、そのような場所には「花街」ができるのも世のならわいというわけで、この御手洗もかつて有数の「花街」としてにぎわったそうである。
主人公が宿泊した宿
この御手洗に主人公の「家福(西島秀俊)」は宿をとっている。
この宿が御手洗にある閑月庵 新豊という、「一日一組様限定の貸切宿・貸別荘」として営業している高級旅館だそうです。
映画のご紹介は様々なメディア等で取り上げられていますので割愛いたしますが、90秒予告でも西島秀俊さん演じる家福が、閑月庵新豊の客室(2階)の窓から瀬戸内を眺めるシーン(約48秒のところ)が紹介されています。本編も是非ご覧になってみてください。
引用元:閑月庵 新豊
1泊2名利用で、1名の料金が4万円以上。
ちょっと気軽には泊まれない宿だけど、とっても雰囲気のある素敵な宿のようである。
閑月庵 新豊に入る前に車を停めた駐車場
宿に入る前に赤いSAABを駐車するのがお食事処「航(わたる)」さんの前の駐車場である。
「航(わたる)」はアナゴが有名なお店なのだけど、吝嗇の私にはとてもお高くて手が出ない高級お食事処。
今治で1000円を切るぶっとい天然アナゴを頂いているサイト管理人2ka-tsukaにとっては、ちょっと手が出せないお値段。
メニューだけ見て早々に退散した、ちょっぴりほろ苦い想いでのお食事処なのである。
ちなみに、今治の天然アナゴのお店の動画がこちら↓↓↓。あんまりにも太すぎて笑ってしまったアナゴ丼を動画にさせてもらった。
御手洗港防波堤灯台
御手洗港防波堤灯台もちょこっと登場する。
ほんの数秒なので、見落とすかもしれないくらいのあいだである。
御手洗のシンボル的な灯台だけど、まあ、映画のテーマとは関係ないからね。
とても興味深い昔の街並みを保存している御手洗(みたらい)
花街で栄えた御手洗には、興味深い場所がいくつもある。
幕末、大政奉還にあわせて、薩長同盟と広島藩が密約「御手洗条約」というのを交わす舞台となった金子邸などという場所も現存している。
仲介役として、坂本龍馬も何度もこの金子邸を訪れていたのだそう。
御手洗については、以前詳しく紹介した記事があるので、そちらを見て欲しい。
以上、『ドライブマイカー』はしまなみ海道がロケ地?「しまなみ」ではなく「とびしま」がロケ地だった!ということで紹介してみました。
とびしま海道は、しまなみ海道ほどメジャーになっていないので、しまなみ海道ほどサイクリストが多いわけではありません。
全体的に静かな印象の島々です。
ドライブマイカーの映画自体は、最初からグイグイ引き込まれるみたいにして見てしまいました。
この映画がきっかけになって、もう少し賑わいが取り戻されるといいなと思います。
その他のとびしま海道のおすすめサイクリングスポット
一峰寺山展望台
北を見れば「とびしまの三連橋」、東を見ればしまなみ海道、南には四国山地を見渡せる絶景である。
ただし自転車で上るのは相当にきついので覚悟が必要。
途中にはコンビニはおろか自動販売機もないので、夏に行くのであれば、十分に水分の補給ができる準備をしておくことが必要。
私は一度ベソをかきながら登った体験をした、とってもきつい一峰寺山展望台なのである。
久比ループ橋
「一峰寺山展望台」へのアクセス道路に360度ぐる~と回っているループ橋がある。
下からみあげるとこんな感じ↓↓↓
ループ橋はしまなみ海道のアクセス道路にもあって、それほどきつい思いをしたことがないのであるが、この久比のループ橋はとってもきつい。
勾配は15パーセント以上あるのではないだろうか。
一峰寺山展望台へアクセスするには、まずこのループ橋を攻略しなければならない、最初の試練の橋である。
最後までお読みいただきありがとうございました。
このブログは、2ka-tsukaが大好きなしまなみ海道や瀬戸内の情報と、2ka-tsukaの日常を紹介しているプライベート的なブログです。
このブログで紹介した内容は、内容の整理・修正して、しまなみ海道の初心者のための「特化ブログ」でご紹介しているので、そちらも参考に見て下さいね↓↓↓
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