とびしま海道にある「一峰寺(いっぽうじ)山展望台」からの瀬戸内の絶景がすばらしいと聞いていたので、最近、「坂を楽に登れるダンシング」というものをマスターしたつもりのサイト管理人2ka-tsuka(つか・つか)は、このとびしま海道の一峰寺山展望台へ自転車で行くことにした。
【関連】⇒ロードバイクのダンシング。疲れない乗り方を試したらヒルクライムが嫌いでなくなった。
このページでは、一峰寺山展望台へ自転車でのアクセスやヒルクライムに掛かった時間、一峰寺山展望台の印象や注意点などを紹介します。
このページの目次
一峰寺山展望台の口コミ・評判
一峰寺山展望台の評判を調べたら、とっても行ってみたくなった。
どの一峰寺山展望台の口コミや評判を調べても、「とびしま海道随一の絶景」と書いてある。そして「劇坂で道幅が狭いので注意」とも。
「ダンシングをマスターしたから、ゆっくり登れば大丈夫だろ」という、妙な自信をもった2ka-tsukaは(←おおきな勘違い)、インスタで紹介さいれていた、1枚の絵葉書のような写真を見て、「これは絶対に行かなければならない」って思ってしまったんだ。
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一峰寺山展望台は自転車で行けるのか?
一峰寺山展望台は、しまなみ海道の自転車コースとは別の「とびしま海道」という、『裏しまなみ』ともいわれるサイクリングコースにある。
この「とびしま海道」については、以前シクロの家のスタッフさんより、「御手洗というところは、かつては『汐待』をする漁師のための『花街』があったところで、昔ながらの面影を残していて、とってもきれいな街並みなんですよ」という話を聞いていた。
実は2ka-tsukaは、しまなみ海道に50回以上行っているのに、この「とびしま海道」は行ったことがない。
なので、今回のサイクリングは、「とびしま海道の外周を適当なところまで走って、様子を見て折り返して、一峰寺山展望台へ上り御手洗を散策しよう」という予定をたてた。
一峰寺山展望台があるのは御手洗と同じ大崎下島
一峰寺山展望台は、とびしま海道の中の、大崎下島にあり、その麓に御手洗があるというふうに地図ではみてとれる。
ところが、さらに詳しいルートを調べようとグーグルマップで調べてみたけど、途中からルートが切れているではないか。↓↓↓
そこで、衛星写真の表示にしてみると、なんとなく展望台らしきものと、その展望台へのアクセスする道のようなものが確認できた。
衛星写真の表示にしてみると、なんとなく道らしきものと、展望広場らしきものの確認ができたんだけど、この時点で、「ムム」とちょっと不安になってきた。
さらにいろいろなサイトを見てみると「地元の人の話では、かなり頻繁に猪と出会うらしい」という口コミや、「パワーのない軽自動車では登れなくて、リッターカーに乗り換えた」なんて口コミまで発見するにつけ「ムムム!」と、不安度はアップ。
「ともあれ、とにかく行ってみよう。あまりに危なそうであれば引き返そう。」と、内心「ほんとに大丈夫か」と思いながら、今治からフェリーで岡村島へ渡ることにしたのだ。
一峰寺山展望台へのアクセスは「久比(くび)」から
朝7:20分の今治発のフェリーで、とびしま海道の玄関口「岡村島」へ渡り、軽くとびしま海道を走り、折り返してきて、一峰寺山展望台の登り口と案内があるところまど戻って来た。
この場所は「久比」というらしい。表示は「一峰寺公園」とある。ちなみにグーグルマップで「一峰寺公園」と入力すると、展望台とは別の場所を指すので注意が必要なのだ。
標識の示す方向へ曲がりしばらく走ると、なにやら奇妙な建築物が。
「これが例のループ橋かぁ。まあ、ダンシングをマスターしたから、全然大丈夫だもんね」と、ループ橋へのり入れると、この勾配がかなりきつい。
しまなみ海道の、橋へアクセスするループ橋とは全く違う勾配なのだ。
この時点で、「ムムムム!」とさらに不安はMAXへ。
なんとかこのループ橋を通過し、周辺をミカン畑一色に染められた登山道へ入ったのだが、この道もかなりの急坂である。
イメージでいえば、亀老山(きろうざん)の一番急な勾配の箇所よりもきつい感じ。⇒亀老山はきつい。それでもしまなみ初心者には、是非登ってほしい風景が待っている。
正直一瞬、「これはやばい、折り返そうか」と、まだおそらく1kmも進んでいない中で、そんな気持ちがよぎった。
ただ、この急な勾配も最初の登り口だけで、しばらくすると勾配も緩やかになり、ミカン畑の中を快適に進める勾配に落ち着いてくれたのである。
ミカン畑の中から、目標とする「一峰寺山展望台」のある山の頂上とおぼしきものを確認。
「あそこまで登るのか、結構近いじゃん」
と思ったのは、非常にあさはかなわけで、距離が近いのに、「亀老山(きろうざん)」よりも、標高が150m近くも高い、標高449mへ登らなければならないということは、それだけ勾配がきついということに、全く気付いてなかったのである。
コンクリート舗装の道路が出現
しばらくミカン畑の間を快適に走っていたのだが、突然「一峰寺公園はこちらよ💛」いうかのごとく、涼しげに標識が左方向を示している箇所に遭遇。
左側を見ると、なんとコンクリートで舗装されているではないか。
一般の人にはなじみがないかもしれないが、コンクリートで舗装されているということは、
アスファルトで舗装できないくらい勾配が急だから、コンクリート舗装にしているんだよ~
ということなのである。
勾配でいえば、16パーセントを越えると、コンクリート舗装にする場合が多いらしい。(規定はないらしい。)
そうなのだ。一峰寺山展望台への激坂がはじまるのは、このなにごともないように「左へ行ってね」と表示している案内板を起点としたコンクリート舗装からだったのだ。
アスファルトの舗装とコンクリートの舗装が繰り返し出現する一峰寺山展望台へのアクセス道路
ここからの道中は正直あまり覚えていない。
アスファルト舗装とコンクリート舗装が繰り返し現れ、なんとかダンシングをして登ろうとおもうが、ペダルが押し込めないところも多々あり、あっという間に脚力はゼロに。
自動販売機も何もないから、予備に持ってきていた飲み水も早々にゼロ。
途中なんども自転車を降りゼーゼー言いながら休憩をとり登り始めるが、すぐにコンクリート舗装の急こう配が出現し行く手を阻む。
途中からはごろごろとした小石が落ちていて、足を取られそうになる。
急な勾配のところに前日の雨でへばりついた落ち葉やどんぐりが、容赦なく自転車を押して登る足を滑らせようとする。
も~散々だったのよ😿
一峰寺山展望台へ上るときは快晴を選んで登るのがおすすめ
自転車に乗ったり押したりしながら、なんとか展望台までたどりつくことができた。
久比から展望台まで掛かった時間は1時間30分ほどかかった。久比からの距離は約6.4kmということだから、平均時速4.2km。ほぼ歩いているのと変わらない速度じゃん。
これだけがんばって登っても、快晴で瀬戸内の絶景を堪能できるのであれば、疲れも吹っ飛ぶというものであるが、この日はなんとなくぼんやりとした曇りで、海の青さも見られず。
天気予報では「高気圧に覆われてすばらしい秋晴れになるでしょう」と言っていたのに、天気予報の馬鹿やろー。
という、2ka-tsukaの一峰寺山展望台の体験談なのでした。
お天気だったら、登るときの苦労は全部吹っ飛ぶくらいの絶景だと思うよ。四国の石鎚山まで見えるんだって。
今度は是非天気のいい日に挑戦したい。ちゃんと準備をしてね。
一峰寺山展望台を自転車で上るときに注意すること
ということで、今回は撃沈してしまった、2ka-tsukaのはじめての一峰寺山展望台への自転車クライムなのですが、これから「一峰寺山展望台」へ自転車で行ってみようかなって思っている人に注意することをご紹介しておこうと思います。
一峰寺山展望台の自転車で上る道の途中に自動販売機は一切ありません。展望台にもありません。
劇坂続きのため、水分補給は欠かせませんが、2ka-tsukaの場合、早々に2本のペットボトルは空になってしまいました。ヒルクライムに慣れている人であれば、効率的な水分補給の方法などをご存じなのかもしれませんが、そうでなければ、途中で自動販売機は一切ないことを、頭のなかにいれておきましょう。
展望台の周りにも何もないので注意しましょう。
途中にはトイレはありません。
一峰寺山展望台への上る途中には、トイレは一切ありません。勾配が急な山だから、平場がとれないから、トイレを設置する場所はないのだろうと思います。
登りきった展望台の近くにはトイレがあります。
ミカン畑をすぎると人家はありません。
ミカン畑をすぎたあたりから人家は一切ありません。水分補給やトイレを借りようと思ってもありませんので、十分準備して上りましょう。
秋はスズメバチに注意
秋はスズメバチの活動が活発になる時期。2ka-tsukaも途中で休憩していると、顔のすぐ脇にスズメバチが近寄ってきました。スズメバチが近づいてきた場合は、あわてて振り払ったりしないで、静かにしゃがむのがいいようです。危害を与えるような行動をしなければ、無暗に襲ってくるものではありません。
ビンディングシューズはあぶないと思う
普段からヒルクライムに慣れている人でないと、かなり頻繁に足をついたり、自転車を押したりすることになると思います。頻繁にビンディングをはずしたりすることになるので、立ちごけをする可能性があります。
場所によってはガードレールがない場所もあるので、ビンディングに慣れていない人は、立ちごけした場合、谷底へ落下する可能性もあります。
初心者のビンディングの装着は、一峰寺山展望台での装着はあぶないと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
このブログは、2ka-tsukaが大好きなしまなみ海道や瀬戸内の情報と、2ka-tsukaの日常を紹介しているプライベート的なブログです。
このブログで紹介した内容は、内容の整理・修正して、しまなみ海道の初心者のための「特化ブログ」でご紹介しているので、そちらも参考に見て下さいね↓↓↓
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