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足こぎ車いすとは?足こぎ車いすのメリットとデメリット。レンタル方法は?
- 2020/8/25
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- cogy, 足こぎ車いす
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足こぎ車椅子とは
足こぎ車椅子って知っていますか?
【最新記事】足こぎ車椅子はリハビリに効果ある?足こぎ車いすCOGYレンタル開始3か月で感じた効果。
あれこれ言う前に、動画をご覧頂くのが一番早いと思うので、先日、今年80歳になる父を連れて、体験してきた「足こぎ車椅子『COGY(コギー)』体験会」の様子の動画をご覧いただければと思います。

Youtubeで再生⇒クリック
このイベント、愛媛県を中心に「タンデム自転車から始まる心のバリアフリー社会実現へのお手伝い」という活動をしている、NPO法人「NONちゃん倶楽部」が、開催したイベントです。
NONちゃん倶楽部公式⇒クリック
NONちゃん倶楽部のタンデム自転車サイクリングについては、以前参加したことがあり、今回この「足こぎ車いす」の情報を教えて頂き、参加することになったわけです。
【関連記事】⇒認知症の改善のトレーニングにタンデム自転車が効果的ではないだろうか?タンデムサイクリングに参加してきた!
この「足こぎ車椅子」は、素晴らしいです。以下、体験談と併せて「メリットやデメリット」「レンタルの方法」など紹介したいと思います。
自分で進むことができる車いす「足こぎ車いす」

足こぎ車いすの全景(ペダルは取り外しでき、写真は外している状態です。)
この自分で進むことができる車いす「足こぎ車いす」ですが、商品名を「COGY(コギー)」といいます。
イメージとしては、寝そべって乗る自転車「リカンベント」に近いと思います。
構造はいたってシンプル。
前輪についたペダルを漕ぐとチェーンで連結された車いすの車輪を動かすことができ、車いすを利用している人でも、簡単に行きたいところへ移動ができるというものです。

中央部にあるハンドルレバーで操作しペダルを漕いで進みます。

ペダルにはベルトで足を固定できます。
ペダルと足とはベルトで固定されます。
従って、ペダルを上手にこぐことができない人でも、ペダルを回す動作さえできれば、車いすを自分の力で動かすことができます。

ハンドルレバーにブレーキが一体となっています。ハンドルレバーは左右どちらでも設置できます。
ハンドルとブレーキは一体になっていて、車いすの車体の左右どちらにでも固定ができます。
片側の手に障害のある方でも、方向を自由に変えることができ、ブレーキをかけて停まることもできます。
足こぎ車椅子のメリットとデメリット

写真借用:NONちゃん倶楽部より
足こぎ車いすのメリット1:パーキンソン病の疑いがある父でも、簡単になんなく乗りこなすことができた

パーキンソン病の疑いのある父でも簡単に乗れました。
足こぎ車いすの最大のメリットは、「簡単に操作できる」という点だと思います。
私の父は今年80歳になり、ちょっとしたものにもつまづくようになり、医師からは「パーキンソン病の疑いがある」と診断されていますが、本人が「これ以上検査されて、病院のベットに1週間も寝ていたら動けなくなるから嫌だ」との理由から、精密な検査を受けていない状態です。
なので、杖をついて歩いていても、かなり歩行があぶなっかしく、車いすを借りるようになったのですが、そのような父でもこの「足こぎ車いす」は、簡単に乗りこなすことができたのは、以下の動画のとおりです。

Youtubeで再生⇒クリック
足こぎ車いすのメリット2:操作が簡単。小回りも利く。
上の動画の中でも紹介していますが、足こぎ車いすCOGYは小回りも利きます。
今回、父ははじめてこの「足こぎ車いすCOGY」を体験したわけですが、30分もしないうちに乗りこなすことができ、車止めポールのあいだをスラロームで抜けるなんて芸当も、披露することができたほどです。
足こぎ車いすのメリット3:自分で移動できるのは楽しい。

写真はイメージです。
私の父は認知症の症状がありますが、おおむね頭ははっきりしています。
しかし、脚があまりしっかり歩けなくなり、車いすに乗るようになり、相当落ち込んでいたようです。
このような状況では、自分で歩いて足を鍛えようなんて気持ちには到底なれないですよね。
ところが、この足こぎ自転車に乗ったとたん、この数か月「こんなに運動したっけ」と思うくらいの運動量をこなしたのです。
これは、やっぱり楽しかったのだろうと思います。
楽しいってことは、とっても大切ですよね。
足こぎ車椅子のデメリット
足こぎ車椅子について、ひとつだけ感じたデメリットがあります。
私が思った足こぎ車椅子のデメリットとは、
「足こぎ車椅子の存在は、世間一般にあまり知られていない。ケアマネージャーも「足こぎ車いす」を知らない人が多い。したがって「足こぎ車いす」をレンタルできるなんて情報は、殆ど知られていない」
ということなんです。
実際に私の父を担当しているケアマネージャーもこの「足こぎ車いす」の存在を知りませんでした。
これが最大のデメリットだと思います。
次回、私がこの「足こぎ車椅子の存在を知らない」ケアマネージャーと交渉し、この「足こぎ車いす」のレンタルができるようになった方法について、紹介したいと思います。⇒足こぎ車いす「COGY」をレンタルする方法。足こぎ車いすのレンタルはケアマネージャーさんも知らない場合があるので注意。
動画を飛ばして読んで下さった読者の方は、是非一度動画もご覧くださいね。感動的ですらある「足こぎ車椅子」です↓↓↓

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